■酔い止め対策は万全。
乗船前日、釣り部の部員、第1号と第2号になってくれた母子が、我が家にやってきた。このママとは、いつもお互い、相当ダメ人間になるまで、とことん飲んでしまいがちなのだが、その夜は、私が翌日の船酔いを恐れていたので、うちのダンナも含めて、ややセーブして飲む会となった。そのわりには、まぁそこそこ飲んで、久々に色んなおしゃべりができた気がする。
さて、私の船酔い対策は万全だ。良いと聞いたものは、全て買い揃えた。良く効くとネットでも評判の酔い止め薬「アネロン ニスキャップ」、パイナップルジュース、飲むヨーグルト、梅干し、梅ガム。お酒も控えて、早寝体制、前夜と当日朝の胃薬も効果がありそうと聞くのでバッチリ服用。朝は消化の良いお味噌汁も用意し・・・と、そこまで船酔いを恐れる私を、酒のサカナにして面白そうに笑うママ友とダンナ。笑わば笑え。万事を尽くしてダメなら諦めもつくではないか。こっちは大真面目、本気なんだから!!(><)
■船がジャンプ。
前日から、風が強そうで心配はしていた。当日、集合時間ギリギリに現地に到着し、バタバタと船に乗り込む。お店の人が、「今日はね~、結構、揺れるよ~(笑)」と出船前から不吉なセリフをつぶやいて苦笑している・・・が、悩むヒマなく出船してしまった(汗)
白波が発つ海を、勢い良く船が走り出す。思ったよりスピード出るのね・・・揺れますね・・・? ゆ、揺れすぎですが?!(汗) これ、なんかのアトラクションですか?!という位、水面を左右に傾きながらジャンプするように飛んでいく!!(驚)
疾走系は気持ち悪くならないので、ちょっと余裕で「ディズニーランドみた~い」とハイテンションになってみたが、すかさず波しぶきが顔面直撃!それも連続!!というかひっきりなし!!! 思ってた10倍ぐらい激しい・・・(汗) 転覆する?ニュースのる??と、色々な考えがよぎる・・・。
もうディズニーシ~なんて言ってる場合じゃない。全身ずぶ濡れで、目の中までしょっぱい・・・両脇で子供たちは恐れおののいて半泣きだし。あまりのことに、なんだかもう笑い出す私。笑いながら、どうせ雨ふらないし~♪とナメてカッパを持ってこなかったことを、大後悔・・・(T▽T)
■ダンナ、輝く。
案の定、船が停泊したあたりから、早くも気分が今ひとつになってきた・・・。なんと私より先に、部員1号と2号が、早くもグロッキーに。どうやら船に強いとか弱いとかと言ってる場合じゃないぐらい、今日の波は激しいらしい・・・(涙) しかし、こっちも必死。はるか遠くの陸から視線を外した途端に危険な状態に陥りそうで、何をしてやることもできず、頼りなく口だけ励ますのみ・・・(--;
1度は船長さんの言う通り、水深を確かめるために仕掛けを海に沈めたものの、針をつけるとか、コマセをカゴに入れる、などという細かい作業に手を出す勇気が、ど~しても出ない・・・ひたすら遠い陸を見つめ続ける。1人、軽装で来てしまった、おバカな私、寒さにもすっかりやられてしまった。そうこうしているうちに、1号&2号、ついに脱落・・・竿の前から姿を消す(ToT)/~~
薬を飲んだせいか一番元気なわが娘と、へっちゃらそうにしているパパが釣りを始めた。私はバケツとお友達状態で、すでにグロッキー・・・(T_T) 周りでぽつぽつ、サバやアジが釣れ始める。うちは5人もいたのに未だボウズ・・・と、パパがサバを釣り上げた! 続いてもう1匹! すごーい!! カッコイー!!! なんだかダンナがキラキラ輝いて見えてきた・・・(病?)
娘も竿の前から姿を消し、元気そうにしていたダンナも、かなり怪しい状態になってきたものの(実は、随分前から怪しかったと後で知る・・・)、今や釣りを続行できるのは彼しか残っていない・・・1/5の生き残りだ。寒そうな私に自分の上着を与え、子守までしてくれた彼、今日はパニック映画のヒーローみたいに見えても不思議はない!

■瀕死で、大ウケ。
薬のおかげか、何もできないものの、しぶとく船上で粘っていた私も、ついに脱落・・・ヨロヨロと、瀕死患者の収容所のようなムードのキャビンで、ついに横たわる。あら? 目を閉じて横たわると、結構、快適なのね♪と、安心した途端に・・・また笑いが・・・(爆) だって私、1度も釣りしてないし!(自爆) 前夜からあんなに「大丈夫だよ~」と言ってたママ友もダンナも真っつぁお!な、この状況・・・なんの罰ゲームだっけ・・・いや、お金払って自ら来たのだが(爆) 面白い・・・面白いすぎる!! 笑いが止まらないので、タオルで顔をかくして、ひそかに肩をふるわせる不気味な船酔い人・・・やがて、爆睡。
目を覚ますと、すっかりグロッキーになったダンナがキャビンに来て、なんとか4匹サバを釣り上げたと報告。エライよ~(涙) よくやった! 釣果としては低いんだろーけど、我がチームのこの状況では、上出来だ!!!
結局、乗船者の半分以上が脱落、という状況で、船は早めに陸に戻ることに(救) 陸に戻った私、薬で症状が軽かったのか、睡眠が効いたのか、ケロっと復活する。脱落度が激しかった私たちチームを気の毒に思ったお店の人が、1人に1匹ずつイカをお土産にくれた・・・う、嬉しいっ(涙) もう懲りちゃったでしょう?という風に声をかけられ、「いえ!今日で最悪がわかったので、今度は凪の日に来ます!リベンジに!!」と約束してきた。まだ懲りてないらしい・・・。それにしても、お店の人々のカンジが良かった。それも、また挑戦したい理由の1つ。
ここまで来たら(って、まだ1歩も進んでいないが・・・)、1度は自分で釣らないと(意地)。とりあえず、部名変更。これからは「凪釣り部」でいきます(笑) 次でダメなら、本当に「磯釣り部」に改名だワ・・・(--;
子守で気分を回復するヒマのなかったママ友と、最後まで粘り続けたダンナは、その後もかなりヘロヘロだった(ほんとにお疲れ・・・涙)。それでも、みんなあまりの非日常な出来事に、話すほどに大笑いで、結局、一家で夜まで大爆笑だった(今日も、まだ笑ってます・・・1週間は爆笑できそう)。我が家では、釣りたてを締めサバにしてみました。これが絶品!!! この一品のために、また行きたいぐらい。干物も作っていただきましたヨ♪ これからは、もっと漁師さんを尊敬できそう。お魚に手を合わせて食べたくなる気分です。
これこそ衝撃的な思い出。忘れたくても、一生忘れられない。共有してくれた相手がいて、良かった(笑)
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